『日本経済研究』 に平田英明准教授の論文が掲載されました
「動学的一般均衡モデルへの招待―New IS-LMモデル分析」
平田英明准教授の論文(共著) 「動学的一般均衡モデルへの招待―New IS-LMモデル分析」 が、日本経済研究センターが刊行する日本経済に関する代表的な学術雑誌である『日本経済研究』に掲載されました(Vol.57, pp.121-132)。
この論文では、近年、特に欧米の金融政策分析に標準的に用いられているNew IS-LMモデルを用いた分析が行われています。具体的には、New IS-LM モデルは、動学的一般均衡モデルの1つであり、家計や企業の期待を解析的に扱える点が大きな特徴です。このモデルの基本構造を紹介し、近年の原油価格の国内物価への波及度の低下が、期待インフレ率が抑制されていることに起因する可能性を指摘しています。また、New IS-LM モデルに関連した研究の展望について述べています。
なお、この研究を基にした「『フォワードルッキング』な金融政策
」が日本経済新聞の経済教室(2007年4月26日)に掲載されています。