法政大学大学院経営学研究科 法政ビジネススクール

NEWS

人材・組織マネジメントコース恒例「春の歓迎会と研究計画発表会」

1.専門性と多様性
 法政ビジネススクールでは、比較的独立した専門コース別のカリキュラムが構成されています。もちろん他の専門コース、他の研究科、場合によっては他大学院の授業も履修可能ですが、ある一つの分野に対するアプローチの多様性が経営学の特色です。

 例えば、人材・組織マネジメントコースでは、組織論、組織行動論、人的資源管理論、組織経済学、組織社会学、労働市場論、人材育成論、あるいはキャリア論など、経営組織とヒトにかかわる領域を様々な観点から学ぶことができます。人事分野の方、人をマネジメントする立場の方はもちろんですが、およそビジネスにかかわる人は必ずと言って良いほどヒトの問題にかかわるのではないでしょうか。30代前の若手から人事マネジャー、ライン管理職や定年を経たベテランはもちろん、外国人も含め、老若男女、多様な学生がともに学んでいます。

2. 学術研究への取り組み
 人材・組織マネジメントコースは、このような専門や学生の多様性がある一方で、各自のテーマ・関心に対し、深く探求していく点も特徴の一つです。通常のビジネス・スクールとは異なり、学術色の強い修士論文指導が行われています。

 専門を深くとなると、視野が狭くなりがちに思われますが、多様なバック・グラウンドを持った教員によって集団体制での指導が行われるため、自分の問題意識に対して様々な観点から考えることが可能です。

 今回ご紹介する「研究計画発表会」(上段写真)はコース開設以来続くイベントで、人材・組織マネジメントコースの全教員、博士課程も含む全学生が参加します。例年、春と秋とに二回行われ、春は修士2年生以上の学生が研究進捗を発表しています。各自の発表に対しコースの全教員がフィードバックを行い、より良い研究にするための意見交換が行われます。指導教員だけではない様々な教員から指導を受ける機会は、他の大学院ではなかなか得られないのではないでしょうか。年齢や職位などにとらわれない、自由で時に厳しい意見が飛び交う学問の現場に、新鮮な刺激を受ける社会人も多いようです。

3. 大学院の内と外
 大学院での学問研究は楽しくも厳しいものです。しかし大学院を一歩出れば、また異なるシーンが広がっています。勤務先だけでは接点がなかった業界・業種の方々との自由でフラットなコミュニケーション、教員を交えた飲ミニュケーションも、大人が学ぶ大学院の魅力ではないでしょうか。

 そのような関係づくりのために、入学直後のオリエンテーションでは、全体説明会、コース別説明会、教員不在で行われる現役学生本音の説明会に続き、研究科全体での新入生歓迎会が開催されています。

 人材・組織マネジメントコースでは、さらにその後で、コースの現役生と教員を交えた独自の歓迎会も行われています。下段写真はその際の様子ですが、中央に映る学部長の奥西教授は、リジッドな経済学ベースの講義のあとで、人間味あふれるインフォーマル談義を行うことでも評判です。ご入学の暁には、ぜひ声をかけてみて下さい。

 教員一同、皆様の学びと探求へのチャレンジを大学院でお待ちしております。

ページトップへ