法政大学大学院経営学研究科 法政ビジネススクール

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MBA修了生・現役生の声

瀧井 望

HBSでつながる!論文を書く幸せを再び実感

瀧井 望
2024年3月修了
勤務先 / 訪問看護まなびサポート株式会社

私は看護師です。病院での臨床経験後、訪問看護を14年経験しました。訪問看護にやりがいを感じ、この間、皮膚・排泄ケア認定看護師を取得、さらに、看護系大学院で学位を修め、在宅看護専門看護師を取得し、組織内外でその役割を発揮しました。しかし、育ててもらった組織から離れ、次のステージに進みたいと考えるようになり、その手段として、経営学大学院の進学を決めました。

経営学大学院の中で、HBSを選んだ一番の理由は、修士論文を重視していることです。その理由は、看護系大学院で、学識ある教員から指導を受けながら、論文を記述することが、講義受講とは比べものにならないほど、自身の力になることを体験していたからです。本コースの教授陣は皆パワフルで、発表会やゼミでは、期待以上の適確なコメントや指導を受けることができました。

一方で、論文を提出するまでの期間は、自身で起業する自信はなく、今後どのように仕事人生を歩むべきか、漠然とした不安がありました。ところが、指導を受けながら自身の課題意識を客観的に整理する作業と、研究対象者へのインタビューを記述する作業を通して、私は何者で何のために何をするか、何ができるか、ということが、論文を提出する頃にはパチーンとつながった感覚があり、思ったら即行動する私は、論文提出後16日で、株式会社を設立していました。今後は、経営学と看護学のダブルディグリーを活かして、訪問看護ステーションの管理者さんのサポート、人材育成や教育に特化したコンサルティング事業を展開していきます。

一つアドバイスとして、大学院教育は基本、大学で学ぶアカデミック・スキルが身に着いていること前提に構築されており、研究の基本の基となる授業は少ない印象です。入学前に研究入門書等を一読して、研究論文を書くためには、1年次にどんな情報をキャッチすべきか考えておくと、研究指導をよりスムーズに受けれると思います。皆さんのチャレンジを応援しています!

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