法政大学大学院経営学研究科 法政ビジネススクール

学生の声

MBA修了生・現役生の声

平野 隆廣

学術的見地から実務を見なおす

平野 隆廣
2013年3月修了
勤務先 / 株式会社セガ

私は社会人になってからずっとエンターテインメントの世界に携わってきました。人を楽しませる仕事に喜びを感じながらも、いつか大学院で経営学を学びたいという希望を持ち続けていました。 勤務先から許可をいただき、HBSの人材・組織マネジメントコースに入学したのが35歳の時。それから2年間、フルタイムで働きながら通学することは困難の連続でしたが、先生方の熱心なご指導と同窓生の励まし、そして職場の皆様のご協力のおかげで、なんとか卒業することができました。 HBSは、5つのコースに分かれており、各自のニーズにあった専門的な知識を学ぶことができます。その一方で学術的な見地に基づいた指導を受けられるのも大きな特徴といえるでしょう。つまり専門的な知識を高めながら、論理的に物事を捉える視点を養うことができるのです。 社会人が自らのキャリアアップのために何かを学ぼうとする場合、普段の業務ですぐに役立つ知識や技能の習得を目指すことが一般的だと思います。だが、分業が進んだ現代社会では、実務的なことだけを学ぼうとすると、それは専門分野に偏りすぎた知識や技能になりがちだと考えます。実務的な観点を外れ、学術的な観点から自らの専門分野を見直してみることも、自らのキャリアアップに繋がるのではないでしょうか。 私自身、2年間の大学院生活の中で最も大きな成果は、日常業務の中では得ることできない異分野の知識や教養を学ぶことができたことだと感じています。エンターテインメントの世界しか知らなかった私にとって、人材開発や労務管理、組織論といった知見はどれも新鮮で、とても充実した日々を過ごすことができたと感じております。 大学院で学んだことが、私の職業ですぐに活かされることはないのかも知れません。それでも在学中の2年間の経験は、私にとってかけがえのない財産になったことは間違いありません。

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