法政大学経営学研究科であなたは何を学べるか! 第2弾
シリーズ「法政大学経営学研究科であなたは何を学べるか!」では,法政大学経営学研究科への入学を検討している皆さんへの教員からのメッセージをお届けしています。
第2弾は,企業家養成コースの福島英史教授とマーケティングコースの田路則子教授からのメッセージです。
一般に技術や規制,人口動態の変化や各国の経済成長,ライバルの台頭などは,産業を発展させ,企業に新たな機会と課題をもたらします。そのため経営層を志ざす方,創業や家業の承継を考える方は,しばしば企業・事業のあり方や変革に期待と不安をもたれると思われます。本コースでは将来・現在の経営層が,事象の本質に踏み込んで核となる論理を構築し,方向性を考えるお手伝いをアカデミック側からして参ります。
経営者の苦悩と超克のストーリーを伺って論じるワークショップのほか,企業家や経営史,企業間関係,イノベーションと経営戦略等,学問の多角的な観点から,これまでの実務経験を整理し内省から,将来像へのパスとなる論理を描きます。少人数の近い距離で議論しながら学び,論文演習では真剣にテーマを掘り下げ洞察力を鍛えます。
勤務先とは異なる文脈で,自由に考察・発言し,議論した学友は,修了後も忌憚なく話せる資産になったと多くの方からうかがいます。皆様も大学で学友と学びながらご経験を整理し,将来像のための論理・洞察力を磨いてみませんか。
(企業家養成コース 福島英史教授)
私たち個人は消費者であり、B2Cビジネスの顧客です。また、私たちは組織に所属して、B2CやB2Bビジネスに関わる提供者でもあります。その両方の立場に立ち、ある時は顧客の立場から、別の時には提供者の立場で、意思決定をしています。だからこそ、双方の望むことを理解し、望ましい製品サービスの実現に貢献できます。また、いろいろな不都合や問題が起こった時には、その原因を理解し、解決の落としどころを探ります。そのように、当たり前に蓄積してきた私たちの経験を科学的な視点から分析し直し、事象が起こるメカニズムを紐解く機会を与えてくれるのが社会人大学院という学びの場です。科学的方法論とは何か、過去のデータを使って予測モデルをどのように作るのか、デジタリゼーションの最先端は何か、SNSによるコミュニケーションはどのような変化を産んでいるのか、安全な食品をどのように維持していくのか、というような問いに答えるべく、2年間取り組んでいきます。教員と社会人院生が、いい意味でぶつかり合いながら思考力と構想力を高めていく、そういう場でありたいとマーケティングコースは願っています。
(マーケティングコース 田路則子教授)