法政大学大学院経営学研究科 法政ビジネススクール

学生の声

MBA修了生・現役生の声

山田 成徳

決断力を鍛えて、一生の企業家なかまを作る

山田 成徳
2011年3月修了
勤務先 / 株式会社バリュー・クエスト 代表取締役社長

 私はeマーケットプレイス(インターネット上の企業間取引市場)を主事業とする会社を経営しております。会社の成長に伴って、意思決定の範囲が広がり、意思決定のプロセスも複雑化するなかで、それまでの「経験と感覚での経営」から脱皮し、経営理論をより体系的に学びたいと考え、私はHBSの企業家養成コースに飛び込みました。

 HBSに在籍した2年間で、私は数多くの貴重な経験を得ましたが、特に、ここでは二つのことを挙げたいと思います。ひとつは、企業家養成コースで繰り返し学んだ意思決定の方法についてです。企業家は企業の理念とビジョンを組織に浸透させ、実行に移さなければなりません。さらに、こうした企業理念とビジョンに基づき、限られた時間の中で意思決定しなければなりません。企業家養成コースでは、知識やフレームワークの習得はもちろんのこと、ケースメソッドの授業、グループワークとディスカッション、修士論文の作成など、様々な学習方法が設けられており、限られた時間で情報を整理・分析し正しい判断を下す方法を体系的に学ぶことができました。

 もうひとつの貴重な経験は、「同志」との出会いです。企業家養成コースには、広い意味での企業家を志して、ビジネスの第一線で活躍する多様な人たちが集まります。そのなかまたちと切磋琢磨しながら共に成長し、生涯にわたる同志としての関係を築くことができます。そのネットワークは、起業やビジネスアライアンスに直結することもあります。

 経営は不確実性との戦いとも言えます。私は在学中に経営理論を学び、なかまとディスカッションし、それを即座に実践していきました。HBSでの経験は、経営環境の不確実性が増大するなかで企業を永続させるために、終生学び続けなければならないということを自覚させてくれた、未来への第一歩であったと感じています。

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