独学の壁を超える、密度の濃い日々

小南 陽子
2013年3月修了
勤務先 / 証券会社

　私は法政大学国際文化学部を卒業した後、証券会社に就職し、営業企画に携わっています。業務上の必要があり、統計学やマーケティングを独学していましたが、独学には限界があると思うようになりました。そこで、実務にも精通した教授陣からマーケティングを体系的に学び、他の学生との議論を通じてさらに理解を深めたいと考えるに至りました。

　他校に比べ、HBSは学費が驚くほど良心的ですので、経済的な不安はありませんでした。ただ、社会人であるため、「働きながら2年間も通えるのか」などの不安がありました。そのような折にHBS卒業生に相談したところ、「HBSなら単に講義を受けるだけでなく、修士論文という形で自分の考えを世に問うことができるから、本当の意味での知恵が身につく。さらに苦楽を共にする仲間もできるし、現役生と卒業生のつながりも強い。大変だけれど、HBSにはそれだけの価値がある」と、背中を押してもらいました。

　HBSには修士論文のような高度にアカデミックな面がある一方で、フィールドワークで実際に自分の目で見て考えるといった、より実地に近い授業もあります。ワークショップでは、多様な企業・業界の方から普段聞くことのできないようなお話を伺う機会も得られます。また、予習の時点では自分の考えに落とし穴があることに気づかないものですが、授業で先生やクラスメイトと議論をしてみると、いかに自分の考えが浅かったのかを思い知らされることもあります。全て独学では成し得なかったことです。

　私はHBSに入学して、「人生が2倍になった」と感じました。それは2人分の人生を生きているかのような、密度の濃い日々を過ごすことができたからです。皆様もぜひ、HBSで学んでみませんか。