法政大学大学院経営学研究科 法政ビジネススクール

学生の声

MBA修了生・現役生の声

島津 淳子

アカデミックな教育環境が糧に

島津 淳子
2014年度修了

 私の仕事は社史のライターです。会社の歴史を丹念にひもとき、よりクオリティの高い社史を完成する上で経営、特に経営史を掘り下げて身に付ける必要性を実感し、2009年4月に法政大学大学院修士課程に入りました。同大学院はアカデミックなカリキュラムと教授陣に定評があります。発表、レポート、共同研究などの課題の多さと求められる水準は、多忙な社会人であっても容赦はありません。さらに、限りある時間の中で修了要件となっている修士論文を書き上げることは、並大抵の努力でなし得ることではありません。それができたのは、指導教授である宇田川先生から的確なマイルストーンをご提示いただき、それに沿って必死に研究を進めた結果でした。

 修士号を取得すると、さらに自分の研究を深めたいとの思いに駆られ、2011年4月に博士課程に進学しました。博士課程では自分で目標を立て、地道に資料を集め、論文を執筆し、学会で報告するなど、自律の姿勢がより求められます。そこで支えになったのは、修士課程で厳しい課題をこなした経験、宇田川先生からの助言に従って根気強く古典を学んだことでした。そして自ら求めさえすればそれに応えてくださる教授陣、研究者をフォローする図書館や資料室の存在でした。

 私にとって大学院生活での一番の収穫は、一見関係ないと思われる異分野の資料や人々、全く異なる世代の人たちからであっても、自分の知らないこと、学ぶべきことがいかに多いかを思い知らされたことです。法政大学大学院というアカデミックな教育環境下での研究活動を通し、何ものからも学ぶ姿勢を身に付け、保つことができたのだと思います。これは博士号取得と共に、私の一生の財産になると思います。

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