法政大学大学院経営学研究科 法政ビジネススクール

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田中 真樹

ビジネスパーソンにとって新たな可能性を拡げる場

田中 真樹
2006年博士課程修了(博士号取得)
勤務先 / 日本冶金工業株式会社

 私は2000年に法政ビジネススクール(HBS)の修士課程を修了し、2年の準備期間を経て博士課程に進み、4年後の2006年に博士号を取得しました。

 大学の学部は文系で、卒業後、ステンレス鋼や高合金を製造・販売している日本冶金工業株式会社に入社しました。メーカーなので理系出身のスタッフが多く、彼らは学生時代から研究室等で鍛えられ、優秀だと感じていました。一方、私はさしたる専門領域も持たず不安を覚えていたのですが、そんなときに働きながら通えるHBSを知ったのが入学のきっかけです。

 HBS入学後の率直な印象は、アカデミックな色彩が強いというものでした。それまで、仕事を通じてビジネスの作法は経験してきましたが、アカデミックなものには触れたことがなく、新鮮に感じると同時に、実際にやってみると、とても楽しく、さほど苦労することなく修士を修了することができました。

 しかし、さらなる充実感を求めて進んだ博士課程は、当初苦戦の連続でした。修士と博士では求められる研究のレベルにかなりの差があるからです。それでも指導教員の奥西好夫先生や他の先生方のご指導のおかげで、なんとか博士論文を完成させることができました。

 HBSの長所として特に強調したいのは、研究指導の質の高さと、教員と学生間の結びつきの強さの2点です。

 研究指導に関しては、博士論文の完成前後から、学会発表や研究雑誌への投稿を行いましたが、自分の研究成果が他学の研究者と比較して見劣りすることはありませんでした(学術誌に3本の論文が掲載され、うち1本は優秀論文賞を、学会発表では学会賞をそれぞれ受賞)。

 教員と学生間の結びつきについても、卒業後、今に至るまで指導教員や同窓の学生と頻繁に、かつ、かなりフランクな交流を続けています。

 現在は、国内外から原料を調達するという大学院での専門とは直接関係しない業務に携わっていますが、HBSの修士、博士で学んだことは、根っこの部分で私の支えとなっています。

 修士、博士課程への進学は、ビジネスパーソンにとって新たな可能性を拡げる場だと思います。

 このHPを見ている方の中には、進学を躊躇されている方もおられると思いますが、百聞は一見にしかず、まずは飛び込んでみてはいかがでしょうか?これまでの生活や体験では知ることのできなかった自身の新たな可能性を見つけることができると思います。

 2014年6月、奥西先生、および人材・組織マネジメントコースの他の修了生とともに 【博士】田中真樹さん3

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