法政大学大学院経営学研究科 法政ビジネススクール

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MBA修了生・現役生の声

上甲 哲也

知的体幹を鍛える

上甲 哲也
2000年3月修了
勤務先 / セブンスカイズ合同会社 代表社員

 HBSでは、実務で直面する疑問や課題について、様々な分野の経営学の理論に照らして掘り下げる機会が得られました。豊富な知識の体系に自らの経験を摺り合わせながら思考能力を鍛えることは社会人にとって大きな魅力ですが、私にとってHBSで得られた最も大切な価値は何かと問われれば、「選択する力」が身に着いたことと答えます。その後のキャリアにおいて避けることのできない、常に目の前にある選択肢に対し責任をもって「選択する力」が、人生の可能性を拡げ自らの成長にも繋がっていると思うからです。

 HBS卒業後は、当時勤務していた航空会社での5年間の海外勤務を経て、セブンスカイズ合同会社を起業しました。私たちは日本とオーストラリアを拠点にした多国籍コンサルタントのチームです。異文化プロジェクト環境でマネジメント経験を積んだコンサルタントが、様々なプロジェクトを成功に導くためのサービスを提供しています。このような多様な価値観を持つチームの経営に携わり、責任をもって意思決定していくためには、実際に起こっていることを観察する力と、自他のあらゆる知識を動員して分析する能力が欠かせません。これらは、HBSの特徴でもある専門コースを跨って幅広く視野を拡げられるカリキュラムや、教授陣の妥協を許さない厳しい論文指導を通じて培うことができた私の宝です。

 実践力は、ビジネスの現場で自分にとって“新しい”問題を乗り越えることによって磨いていくしかありません。しからば社会人大学院に期待すべきは何か。知という人類の途方もない大きな財産への道しるべと、生涯アカデミズムと手を携えていけるビジネスパーソンを育む場ではないでしょうか。HBSは、そんな知的体幹を鍛えたい社会人のための大学院であると思います。

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