MBA修了生・現役生の声
自分に必要な“何か”を得られる2年間
祭本 利樹
2019年3月修了
勤務先 / サイモト自転車株式会社
私は大学卒業後、某企業を経験した後、家業を継ぐため現社へ入社しました。中国、日本各地での勤務を経ていく中で、このまま経営者となり、この厳しい社会で生き残れるのか、常に自身の中で漠然とした不安を抱えていました。
自主的な学びに物足りなさを感じていた頃、HBSの存在を知りました。立地や方針もさながら、MBAとは、ワークショップやケーススタディ、修士論文とはどういったものか、私は自分に必要な“何か”を得たい一心でHBSの門を叩きました。HBSの授業は少人数で先生との距離も近く、双方向からの活気あるものでした。ワークショップでは実経営者の方々の生の声が聞け、踏み込んだ質問もできました。ケーススタディでは自身の実務上の課題と重なる事柄も多く、いくつも参考にさせて頂きました。修士論文を書くことには不安を感じておりましたが、実際に担当教授の先生と自身のテーマについて考察し掘り下げる行為は、先行研究などアカデミックな観点からも実務を見直すことで、これまで気付けなかった視点でモノを見ることができたように感じます。しかしながら、それまでの日常と学業を両立することは容易ではありませんでした。平日は仕事を早く切り上げて講義、週末も講義と課題をこなすなど、多忙を極めました。ただ、これまでの人生で最も勉強し、充実した期間だったのではないかと今は思えます。
HBSを修了して得たこととして、日々起こる様々な事柄に対し、以前より確実に、論理的に考え、方向性を見出せるようになったと感じます。あとは何より、価値観を共有できる様々な業界の学友ができたこと、気兼ねなく相談ができる仲間ができたことが最大の糧と思います。HBSでは学位や知識、論理的思考に加え、得難い人脈が得られました。私にとってそれらが求めていた“何か”だったように、今後HBSを検討する方にも、求めている“何か”がきっと見つかることと信じております。