法政大学大学院経営学研究科 法政ビジネススクール

コース

マーケティングコース

マーケティングを深く学びたい人のために

マーケティングコースでは、実務での豊かな経験を持ち、研究者としても国内外で業績を積んでいる教授陣が、皆さんをお待ちしています。「マーケティング論」、「流通システム論」、「製品開発論」、「消費者行動論」、「サービス・マネジメント論」といった専門科目で理論を学習し、「マーケティング・リサーチ論」、「統計データ解析」で調査・分析の方法論を身につけ、そして時流にあったテーマで開催される「ワークショップ」で、多数のゲストスピーカーと参加者同士の活発な討議を通して実践的に学び、マーケティングを体系的に深く理解することができます。

1年次には、こうして学んだ理論と実務での課題を照らし合わせ、自分なりの研究課題を膨らませていきます。このことが、今までにない問題意識を持つ研究やビジネスのアイデアをもたらす可能性を高めます。少々難しそうに思われるかもしれませんが、「この理論は何か現実とは違うかも」、「この理論の考え方に当てはめると、現実の問題がクリアになりそう」といった直観的なひらめきで充分です。1年次の終わりには、研究計画の報告を行い、研究テーマに近い専門分野のマーケティングコースの教員が、ゼミ指導教員となります。

とはいえ、「マーケティングの知識もないのに、そんなに上手く研究できるのだろうか」と不安に思うかもしれませんが、心配ありません。皆さん自身の努力も必要ですが、講義での数多くの仲間との議論や学習によって、楽しみながら理論や方法論を身につけていくことができます。さらに先輩や卒業生もアドバイスをしてくれます。同期や先輩との関係は、マーケ ティングの深い理解をもたらすだけではなく、かけがえのないネットワーク構築にもつながります。

2年次には、演習(ゼミ)において、教員による丹念な論文指導のもと修士論文を作成していきます。6月と11月に開催される2回の中間報告会では、その途中経過をコースの全教員に報告し、専門的なアドバイスを受けます。このように、担当教員だけが指導するのではなく、コース全体が協力して、皆さんの修士論文の完成度を高めていきます。さらに、卒業後に修士論文を磨いて、マーケティング系の学会発表に臨んだり、博士課程に進んで研究者を目指すことも珍しくありません。

皆さんの研究課題は、我々教員にとっても、 実務とアカデミックの新たな接点となりえます。皆さんと一緒に、マーケティングの新しい研究ができることを期待しています。

教員紹介・担当科目(2023年度)

修士論文一覧


田中 祥子 ニュース記事制作・選択の権限移譲 ~ユーザー・人工知能の参加が及ぼす影響~
沈 隆平 教育サービス機関における家族内意思決定の影響者に関する研究 -留学生とその保護者の日本語学校関与を手掛かりにー
海野 浩三 クラウドファンディグにおけるプロジェクトオーナー推奨効果の実証研究
須磨 武司 顧客の購買行動が小売業の業態認知に与える影響-都心型ス-パ-マ-ケット「成城石井」を事例として-
榎波 龍雄 半導体露光機における企業間システムと製品ア-キテクチャの関係
小川 貴子 一般開業歯科医院における購買意思決定モデル
河島 朝之 外国人留学生の日本での離職に至る要因の研究
三浦 美智子 ブランドとカテゴリ-の情報処理
―薬用酒のカテゴリ-・ベ-ス処理を中心として―
川﨑 孝臣 コミュニケ-ションを活性・抑制するコミュニティ・マネジメント~クラブツ-リズムの事例分析~
明石 友宏 WEBサイトのイメ-ジ形成に掲載製品が与える影響
松本 潤子 パッケ-ジデザインの消費経験価値と自己表現機能がロイヤルティへ与える影響
谷川 邦夫 多様化と過剰性能がコモディティ化に及ぼす影響―カシオ計算機株式会社「G‐SHOCK」を事例として―
香取 普施 ソ-シャルサポ-トがオンラインショッピング利用に与える影響―書籍・雑誌オンライン購買における技術受容モデルの研究―
菅原 清保 通販チラシ広告の販促表現による購買意図形成への影響
堀 伸一朗 素材の消費者向けブランディングの有効性に関する実証研究
―環境経営の視座から捉えたその戦略的有効性―
森永 宏二 若年層のテレビ及びPC・スマ-トフォンにおけるテレビ番組の視聴行動に関する研究
佐藤 政之 半導体露光レ-ザメ-カ、ギガフォトンが成長した理由
―日本のサイエンス型産業は専門知識と組織能力の限界を克服したのか?
小南 陽子 クラウドファンディングにおける出資動機に関する実証研究
永江 麻希子 消費の積極化要因の解明―ペット消費を事例として
渋瀬 雅彦 購買態度形成プロセスにおけるソ-シャルメディアの効果に関する研究
樫尾 隆司 デジタル機器製品におけるブランドスト-リ-
―『G-SHOCK』を事例とした観念価値の解明―
清原 康毅 現実行動と仮想行動との相互作用のメカニズムについての研究
―「位置情報ゲ-ム」の事例分析―
長坂 朋代 分譲マンションの満足度構造とリレ-ションシップ形成に関する研究
川村 有郷 POSデ-タ公開が小売・サプライヤ-関係に与える影響
原 仁史 医療サ-ビスの品質評価と再受療意向の関係性に関する実証研究
加藤 栄美 子育て主婦の消費を通じたアイデンティティ形成に関する研究
―相互交錯フレ-ムワ-クを手がかりに―
藤田 大悟 宝飾品販売員の接客による消費者態度への影響
―初めてのギフト購買と初めての個人的購買―
今村 靖 社会不安障害(SAD)の有症状者における情報処理と態度形成プロセス
―疾患啓発情報による受診意図への影響の解明―
山本 健一 医薬品の研究開発プロセスにおける組織能力の考察
―臨床試験で求められる2つの組織能力に関して―
岩﨑 ひかる 議題設定機能による新聞広告の効果に関する研究
堀田 治 超高関与の領域における消費者行動
他田 展久 サ-ビスの品質を決定する要因とロイヤルティ構造に関する研究
―生命保険の事例をてがかりに―
原 琴江 消費経験を通じた拡張自己構築に関する研究
―女性の香水消費を手がかりに―
長坂 英文 消費者行動のフレ-ムワ-クによるジェネリック医薬品選択の研究
福永 恭子 化粧品の満足プロセスと再購買意図形成に関する探索的研究
千葉 敦 レコ-ドメ-カ-と店舗小売業の関係性についての研究
大屋 智美 保険薬局における従業員と顧客とのコミュニケ-ションに関する研究
-従業員の共感を通じた顧客満足創造プロセス-
高橋 純子 素材のB2Cブランディング~効果的な成分ブランドの活用~
笠原 由布 B2Bサ-ビスにおけるブランド・エクイティの研究
-教育サ-ビスを事例として-
渡邊 ヒロ子 フィ-ルドワ-クに基づく下北音楽クラスタ-論
栗山 晋 宅配小売業の革新性と将来性に関する研究
岡田 悟 ライン拡張の商品戦略とマ-ケティング・サポ-トが親ブランドに与える影響
-低アルコ-ル飲料のケ-ス-
鈴木 英之 情報提供によるサ-ビス品質評価とロイヤルティとの関係
-ドラッグストアの大衆薬販売のケ-ス-
北澤 宏明 ライン拡張のためのパッケ-ジ・デザインと消費者反応
溝本 将洋 製品パッケ-ジによるブランド態度形成プロセスの研究
-言語情報の有効性について-
小宮山 聖花 企業不祥事の危機管理広報戦略
-謝罪の方法で消費者評価はどのように変化するか-
吉田 奈緒子 商品一元論に基づくサ-ビスのロイヤルティ構造に関する研究
-携帯電話サ-ビスを事例として-
白井 明子 死蔵に関する研究
-捨てられないものに宿るアイデンティティ-
後藤 幸 バラエティ・シ-キング行動はなぜ起こるのか
-最適刺激レベルと新奇性追及傾向によるアプロ-チ-
榎本 富士男 インタ-ナル ブランディングの重要性
-ブランド価値を高める従業員のタイプとその管理方法-
松田 博幸 NBの価格プロモ-ションが製品力テゴリ
-の内的参照価格に与える影響-大衆薬のケ-ス-
竹田 淳子 ブランド拡張のフレ-ムによる地域ブランドの研究
増田 泰久 Cool Consumption
-Coolな使用者イメ-ジが消費行動に与える影響-
加藤 美弥子 消費を通じた自己形成に関する研究
-若い女性のきもの消費を手がかりに-
三村 浩一 限定商品を選択する消費者の特性
村井 吉昭 販売員と顧客の二重のコミュニケ-ション・プロセスに関する研究
-友情関係と取引関係の狭間で-
戸田 多美 推奨者が及ばす商品への態度に関する研究
-システムキッチンの事例より-
堀内 慎太郎 ラグジュアリ-ブランドの象徴的意味が消費者の購入意図形成に与える影響について
福井 洋子 消費プロセスにおける意味創出に関する研究
-思い出創作消費を事例とした消費概念の再検討-
高橋 薫 ブランドの裏切り
~ブランド終売は顧客にどのような影響を与えるか~
林 雄一郎 CM音楽のブランド・コミュニケ-ション効果
中塚 千恵 スペクタ-・サ-ビスにおける参加意向に関する研究
古川 豪太 プロダクトto サ-ビス拡張の成功要件
剣持 真 ストア・ロイヤルティ形成においてフリ-クエント・ショッパ-ズ・プログラム戦略が果たす役割に関する研究
村上 誠 家族購買意思決定プロセスに関する研究
山本 英人 高度情報化社会におけるイノベ-タ-尺度の開発
喜早 冬比古 広告内容が販売に与える影響の実証的研究
-販売を目的変数としたフィ-ルドデ-タによる広告効果モデル-
飯野 薫 商品パッケ-ジの情報処理と態度変容に関する研究
~精緻化見込みモデルを応用した情報処理ル-トと態度変容ル-トの解明~
松本 博久 日本におけるス-パ-センタ-業態の革新性と今後の成長性に関する研究
伊東 篤子 ロ-・コンタクト型金融サ-ビスを選択する消費者の特性
益川 竜介 推奨販売がプライベ-トブランド購買に与える影響
~大衆薬業界のケ-ス~
酒井 麻衣子 顧客視点のサ-ビス・リレ-ションシップ・モデル
~リレ-ションシップ構築におけるスイッチング・バリアと顧客ロイヤリティの役割~
相川 哲則 企業間取引における提案力の役割
―印刷業のケ-ス―
伊藤 伸吉 なぜ世代を超えた継続消費が起きるのか。
―母娘の同一ブランド継続使用の場合―
田中 恵理子 補完アイテムのバラエティ・シ-キング行動
―調味料のケ-スを中心とした概念の導出―
猪俣 孝悦 日本におけるDTC広告の機能と役割
―米国と日本の比較調査からの考察―
井村 慎 「コンビニエンス・ストアの今後の発展に関する考察」
―サ-ビスカウンタ-を起点として―
小松 周治 「消費財メ-カ-におけるマ-ケティング・チャネル戦略の適応と依存の最適化」
―化粧品業界のケ-ス―
齋藤 栄子 「消費者の購買意思決定過程における在庫情報の役割」
島田 稔彦 バンドル購買における選択行動
平林 憲司 ライン拡張におけるブランドコンセプトの役割
―自動車業界の事例を中心として―
橋本 佳子 営業における知識特性と業績に関する研究
安部 歩 企業向け金融サ-ビス業における追加販売(アドオンセル)について
堀内 敏成 小売企業のプロフィット・プ-ル戦略論
―国内総合ス-パ-の収益構造分析―
八塩 圭子 視聴者のテレビ視聴行動とテレビ局選好の仕組み
-消費者行動論とブランド論による応用研究-
石井 俊宏 消費者のス-パ-マ-ケット店舗の選択・選好の因果構造モデルの構築とEDLPとHi-Loに対する知覚・選択・選好の違いについて
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